日鉄、ウジミナスの保有株をテルニウムに譲渡 売却価格450億円

　１１月５日、日本製鉄は、持ち分法適用のブラジル鉄鋼大手ウジミナスの株主間協定が対象とする全株式（議決権比率２１．２６％・１億４９４０万株）を、共同出資するアルゼンチンのテルニウムに譲渡すると発表した。昨年４月、都内の本社で撮影（２０２５年　ロイター/Issei Kato）

Ritsuko Shimizu

［東京　５日　ロイター］ - 日本製鉄は５日、持ち分法適用のブラジル鉄鋼大手ウジミナスの株主間協定が対象とする全株式（議決権比率２１．２６％・１億４９４０万株）を、共同出資するアルゼンチンのテルニウムに譲渡すると発表した。重点地域である米国・インド・タイへ経営資源を集中させる。譲渡価格は４５０億円。関係当局の承認を経て、売却を実施する。

広報担当者によると、日鉄は、株主間協定外として０．８％程度を保有しているが、市場で売却し、保有株式はゼロとする。