英中銀副総裁、銀行レバレッジ規制のさらなる緩和に否定的見解

10月22日、英イングランド銀行(中央銀行)副総裁で健全性規制機構(PRA)最高責任者を務めるサム・ウッズ氏(写真)は講演で、銀行業界が要望するレバレッジ規制のさらなる緩和に否定的な見解を示した。写真は7月、ロンドンで代表撮影(2025年 ロイター)
Phoebe Seers
[ロンドン 22日 ロイター] - 英イングランド銀行(中央銀行)副総裁で健全性規制機構(PRA)最高責任者を務めるサム・ウッズ氏は22日の講演で、銀行業界が要望するレバレッジ規制のさらなる緩和に否定的な見解を示した。
米国で銀行規制緩和が進む中で、英政府からも国内銀行業界の競争力向上や経済成長てこ入れのため一部の金融規制を緩めるよう求める声が出ている。
しかしウッズ氏は、提案されているような緩和が実行されれば、銀行のレバレッジ比率が急上昇し、過剰なリスクテーク防止のために設けられた安全措置の土台が脆弱化しかねないと強調した。
レバレッジ規制は、リスクに関係なく全ての資産に対する自己資本の最低比率を定めたもの。英銀行業界団体UKファイナンスは、英国債を対象資産から除外するべきだと主張している。
これに対してウッズ氏は、金利上昇によって大規模に保有されていた長期国債に損失が発生した2023年の米シリコンバレー銀行破綻に言及し、英国債の除外はこの破綻の教訓が忘れ去られる危険性があると訴えた。
さらに国債をレバレッジ規制の外に置くと、銀行資本規制の枠組みからソブリンリスクが消え、ストレス環境での保有国債大量売却に伴う金利ショックに銀行がさらされると警告した。
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