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日韓関係

韓国で「ふくしま」への警戒感払拭? ソウル「日韓交流おまつり」で見た市民感情の変化

2025年10月23日(木)11時25分
佐々木和義
「日韓交流おまつり2025 in Seoul」に出展した日本の復興庁

「日韓交流おまつり2025 in Seoul」に出展した日本の復興庁(筆者撮影)

<復興庁が日韓交流イベントに初出展し福島の食と観光をPR、現地の反応は──>

韓国ソウルのCOEX展示場で10月12日、「日韓交流おまつり2025 in Seoul」が開催され、日本からは復興庁が初めて出展して福島のPRを行った。郷土玩具「赤べこ」の絵付け体験や福島産日本酒の試飲などを通じて福島の観光と食の魅力を紹介。来場者の反応から韓国人の「ふくしま」に対する感情が大きく変化している状況が見て取れた。

日韓交流おまつりは2005年の日韓国交正常化40周年を機に始まった東京・ソウルで開催される年間最大の日韓交流イベント。今回のソウルでの催しは、主催者発表による来場者数が昨年を2000人上回る6万7000人だった。

ステージでは日韓両国の伝統芸能やダンス、コスプレショーなどに続いて声優で歌手でもある平野綾、K-POPガールズグループのSAY MY NAMEが公演。ブースエリアでは日本の自治体や企業、日本政府観光局、観光庁などが観光や物産、製品・サービスを紹介した。

今回、復興庁が初出展した目的は韓国人の「ふくしま」に対するイメージ調査と観光誘致、輸出を通じた復興支援にあるという。復興庁は東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の復興支援を行なってきたが、2026年3月をもって岩手と宮城の復興局を廃止して本庁から支援する一方、福島県に新たな拠点を設けて支援体制を強化する方針を掲げている。

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