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米国株式市場=反落、FOMC結果控え警戒感 エヌビディアなど安い

2025年09月17日(水)07時09分

9月16日、米国株式市場は不安定な取引となる中、主要3指数が反落した。米連邦準備理事会(FRB)の金利決定を前に警戒感が広がった。2019年9月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[16日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な取引となる中、主要3指数が反落した。米連邦準備理事会(FRB)の金利決定を前に警戒感が広がった。

市場では17日まで開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われるとの見方が依然として大勢だ。

米商務省が16日発表した8月の小売売上高は前月比0.6%増と3カ月連続で増加し、エコノミスト予想の0.2%増を上回った。ただ、市場の利下げ観測にはほとんど影響しなかった。

ベアード・プライベート・ウェルス・マネジメントの投資ストラテジスト、ロス・メイフィールド氏は「景気の底堅さを示す経済指標が出ればFOMC内のタカ派の立場が裏付けられるだけで、パウエル議長が市場の期待よりもややタカ派的な姿勢を示す理由になる可能性がある」と述べた。

医療保険大手ユナイテッドヘルスが2.3%、半導体大手エヌビディアが1.6%、それぞれ下落し、ダウ工業株30種の重しとなった。エヌビディアは中国市場向けの最新人工知能(AI)チップの需要が鈍いとの報道を受けて下落した。

ウェブトゥーン・エンターテインメントは39%急伸。ディズニーのコンテンツを扱う新たなデジタル漫画プラットフォームの創設で合意した。

オラクルは1.5%高。トランプ米大統領は16日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業の継続で米中が合意したと発表。複数のメディアは投資家連合にオラクルが含まれると報じた。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.07対1の比率で上回った。ナスダックでは1.01対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は171億1000万株。直近20営業日の平均は163億1000万株。

 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 45757.90 -125.55 -0.27 45919.54 45967.11 45667.42

 前営業日終値 45883.45

ナスダック総合 22333.96 -14.79 -0.07 22397.50 22397.50 22308.78

 前営業日終値 22348.75

S&P総合500種 6606.76 -8.52 -0.13 6624.13 6626.99 6600.11

 前営業日終値 6615.28

ダウ輸送株20種 15648.03 +72.75 +0.47

ダウ公共株15種 1083.95 -17.36 -1.58

フィラデルフィア半導体 6079.22 +19.39 +0.32

VIX指数 16.36 +0.67 +4.27

S&P一般消費財 1950.89 +15.93 +0.82

S&P素材 574.29 -3.06 -0.53

S&P工業 1280.31 -3.62 -0.28

S&P主要消費財 880.81 +2.09 +0.24

S&P金融 888.95 -1.81 -0.20

S&P不動産 262.57 -1.75 -0.66

S&Pエネルギー 681.98 +11.61 +1.73

S&Pヘルスケア 1590.25 +0.45 +0.03

S&P通信サービス 435.33 +1.19 +0.27

S&P情報技術 5419.96 -31.23 -0.57

S&P公益事業 424.61 -7.82 -1.81

NYSE出来高 12.89億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 44605 - 35 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 44505 - 135 大阪比

ロイター
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