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米政府、石油・ガス開発で2040年までに30件超の海域リース権入札実施

2025年08月20日(水)10時32分

トランプ米政権は19日、石油・ガス開発に向けてメキシコ湾とアラスカ州クック湾で今後15年間に30件を超える海域リース権入札を実施すると発表した。写真は2024年11月、カリフォルニア州ハンチントン沿岸で撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

[19日 ロイター] - トランプ米政権は19日、石油・ガス開発に向けてメキシコ湾とアラスカ州クック湾で今後15年間に30件を超える海域リース権入札を実施すると発表した。

入札は7月に成立したトランプ氏の大型減税・歳出法(OBBBA)に計画が盛り込まれており、国内の化石燃料生産を拡大するトランプ政権の方針に沿った措置。バイデン前政権は気候変動対策の一環として、掘削権入札を歴史的に少ない件数にとどめていた。

バーガム内務長官は「OBBBAは米国のエネルギー産業が持つ潜在的な力を解き放つ画期的な一歩だ。トランプ大統領の指導の下、われわれは米国のエネルギー分野における優位を強化し、報酬の高い雇用を創出し、海洋資源の責任ある開発を継続していくために、大胆で長期的なプログラムを導入している」と述べた。

メキシコ湾では2040年までに30件のリース権入札を実施し、初回は12月10日に行う予定。その後、来年から39年まで年2回のペースで実施し、40年は1回を予定している。

クック湾では32年までに6件の入札が計画されており、初回は26年3月の予定。

ロイター
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