ディズニー四半期利益は予想上回る、通期見通し上方修正 動画・テーマパーク堅調

米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーが6日発表した第3・四半期(4─6月)決算は、利益が市場予想を上回った。写真は7月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ ロサンゼルス 6日 ロイター] - 米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーが6日発表した第3・四半期(4─6月)決算は、利益が市場予想を上回った。主力の動画配信サービス「ディズニープラス」やテーマパーク事業が堅調だった。通期利益見通しも上方修正した。
第3・四半期の調整後1株利益は前年同期比16%増の1.61ドルで、市場予想の1.47ドルを上回った。
通期調整後1株利益見通しは5.85ドルとし、従来見通しの5.75ドルから引き上げた。
第3・四半期のディズニープラスおよび「Hulu(フールー)」の契約者数は260万人増の1億8300万人だった。今期は1000万人増を見込む。
テーマパーク事業の営業利益は13%増の25億ドル。来園者の支出増を追い風に、米テーマパークの利益は22%増加した。
スポーツ関連事業の営業利益も29%増の10億ドル。
一方、テレビ関連事業は不振で、営業利益は15%減の10億ドルだった。
ディズニー傘下のスポーツ専門局ESPNは5日、ナショナル・フットボールリーグ(NFL)から10%の出資を受け入れるのと引き換えに、NFLのメディア資産を取得することで合意した。
ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は、ESPNアプリのローンチやNFLとの契約、今後予定されているHuluのディズニープラスへの統合が「真に差別化されたストリーミングの提案」を生み出すだろうとし、「全ての事業において野心的な計画が進行中で、構築はまだ終わっていない」と述べた。