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午後3時のドルは150円半ばで上昇一服、米雇用統計次第で一段高も

2025年08月01日(金)15時35分

 8月1日、午後3時のドル/円は150円半ばと、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅にドル安/円高で推移している。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Atsuko Aoyama

[東京 1日 ロイター] -

午後3時のドル/円は150円半ばと、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅にドル安/円高で推移している。前日からの急激な上昇は一服した。底堅い展開は変わらず、4カ月ぶり高値圏でもみ合った後じり安となった。1日に発表される雇用統計次第では、ドル/円の上昇余地があるとの見方も聞かれた。

ドルは朝方から150円後半で底堅く推移し、前日海外時間の高値を上抜けて一時150.91円まで買われ、3月28日以来の高値を更新した。その後は午後にかけてじりじりと売られる展開となった。

同日発表される米雇用統計に関心が寄せられている。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が依然として低いと指摘した失業率の急激な悪化がなければ、「モメンタムとしては対円以外でもドル買いが鮮明なため、まだあらがう流れではない」(国内金融機関の為替ディーラー)として、ドル/円も上昇の余地があるとの見方がある。

三井住友銀行の鈴木浩史チーフ・為替ストラテジストは、日米の金融政策決定会合について、双方とも今後の方向性について「言質を与えなかった」ことがドル買い/円売りを促すきっかけになったと指摘する。

鈴木氏は投機筋の円買い巻き戻しが進む中で、金融政策運営はビハインド・ザ・カーブに陥っていないと強調したように捉えられる部分もあったことが円買い巻き戻しに「弾みをつけた」として、円安圧力が根強く残る可能性もあるとみている。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 150.45/150.50 1.1430/1.143 172.00/172.0

2 1

午前9時現在 150.79/150.83 1.1421/1.142 172.24/172.2

3 7

NY午後5時 150.74/150.77 1.1415/1.141 172.09/172.1

6 1

ロイター
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