ＵＢＳ、為替デリバティブ販売抑制 米関税発表で顧客に損失＝ＦＴ

　７月２９日、スイスの大手銀行ＵＢＳはトランプ米大統領による「相互関税」の発表を受け顧客が大きな損失を被ったことから、複雑な為替デリバティブ商品の販売縮小を指示した。チューリヒで５月１日撮影（２０２５年　ロイター/Denis Balibouse）

[２９日 ロイター] - スイスの大手銀行ＵＢＳはトランプ米大統領による「相互関税」の発表を受け顧客が大きな損失を被ったことから、複雑な為替デリバティブ商品の販売縮小を指示した。英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が２９日報じた。

ＵＢＳはこの報道についてコメントを控えたが、内部調査を完了し、４月の米関税関連の市場変動によりスイス国内のごく少数の顧客が予想外の影響を受けたことを確認したと述べた。

ロイターに「当初からこの問題を真剣に受け止め、各顧客のケースを個別に検討してきた」と説明した。