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米イーライリリー、最大13億ドルで遺伝子編集バーブ買収へ

2025年06月18日(水)13時50分

 6月17日、米医薬品大手イーライリリーは、遺伝子編集技術の米新興企業バーブ・セラピューティクスを最大13億ドルで買収し、心血管疾患に対する新たな治療法開発を加速させる方針だ。両社が17日発表した。写真はイーライリリーのロゴ。2023年3月、カリフォルニア州サンディエゴで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)

[17日 ロイター] - 米医薬品大手イーライリリーは、遺伝子編集技術の米新興企業バーブ・セラピューティクスを最大13億ドルで買収し、心血管疾患に対する新たな治療法開発を加速させる方針だ。両社が17日発表した。

イーライリリーは糖尿病治療薬「マンジャロ」や肥満症治療薬「ゼップバウンド」が業績に大きな追い風となっているが、今回の買収はその先を見据えた成長戦略の一環だ。

両社は既に、一度の遺伝子編集によって心臓病患者の高コレステロールを低下させる治療の開発で提携していた。

イーライリリーは過去2年間、遺伝子編集技術を手がける複数の企業と提携関係を構築してきた。バーブ買収計画では、同社株1株当たり10.5ドルを提示。直近終値に対し67.5%のプレミアムを付けた。

今回の買収契約には、バーブに約10億ドルの一時金を支払うことに加え、バーブが特定の臨床開発段階を達成した場合にさらに最大3億ドル支払うことが含まれている。

ロイター
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