アラスカLNG開発、50社が1150億ドル相当の契約に関心

6月3日、米エネルギー開発会社のグレンファーンは、トランプ大統領が意欲を示すアラスカ州の液化天然ガス(LNG)開発計画について、約50社が総額1150億ドルの契約に正式に関心を表明したと述べた。写真はLNGタンカーの模型。2022年5月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Curtis Williams Yuka Obayashi Katya Golubkova
[3日 ロイター] - 米エネルギー開発会社のグレンファーンは3日、トランプ大統領が意欲を示すアラスカ州の液化天然ガス(LNG)開発計画について、約50社が総額1150億ドルの契約に正式に関心を表明したと述べた。
同計画ではアラスカ北部のガス田と南部の港を800マイル(1300キロ)のパイプラインで結び、LNGをアジアへ輸出する。米国産エネルギーの輸入を日韓などに求めるトランプ氏が計画に弾みをつけた。
グレンファーンによると、第1陣の戦略的パートナーの選定作業が終了。米国、日本、韓国、台湾、タイ、インド、欧州連合(EU)の企業から関心が寄せられた。
関係筋によると、日本の発電事業者JERAなどが関心を示した。日本政府はコストが高いことを踏まえ、確固たる支持を示すことに引き続き慎重という。開発計画の規模は440億ドル。
グレンファーンは、パイプラインに関する最終的な投資の決定が今年第4・四半期末になると予想している。