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「1つの大きな節目」と官房長官、日本産水産物の対中輸出再開

2025年05月30日(金)10時21分

 林芳正官房長官(写真)は30日午前の会見で、日本産水産物の対中輸出が再開される見通しになったことについて、「1つの大きな節目と受け止めている」と語った。2023年12月、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 30日 ロイター] - 林芳正官房長官は30日午前の会見で、ホタテなど日本産水産物の対中輸出が再開される見通しになったことについて「1つの大きな節目と受け止めている」と語った。

農林水産省は同日、中国海関総署との間で輸出再開に必要な技術的要件について合意したと発表した。中国側の必要な手続きを経て、日本からの輸出再開が見込まれるとしている。

処理水放出前から中国が規制していた福島や東京など10都県の食品は対象外で、林官房長官は「引き続き日本産牛肉の対中輸出再開や、10都県の農水産物の輸入規制の撤廃など求めていく」と述べた。

中国は2023年8月の東京電力福島第1原発の処理水放出を受け、日本産水産物の輸入を停止。両国は24年9月、国際原子力機関(IAEA)の枠組みで実施しているモニタリングに中国が参加し、安全基準に合致した日本産水産物の輸入を再開することで合意していた。

ロイター
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