米、政府系ファンド計画を策定 最終決定はまだ＝ホワイトハウス

　４月７日、米ホワイトハウス報道官、財務省と商務省が政府系ファンド（ＳＷＦ）計画を策定したと明らかにした。写真は財務省。２０２３年１月、ワシントンで撮影（２０２５年　ロイター/Kevin Lamarque）

[７日 ロイター] - 米ホワイトハウス報道官は７日、財務省と商務省が政府系ファンド（ＳＷＦ）計画を策定したと明らかにした。ただ、最終決定は下されていないという。

報道官は声明で「政権は米国の国家・経済安全保障を守るというトランプ大統領の指示を実現するため、利用可能なあらゆる手段を用いることに引き続き尽力している」と述べた。

トランプ氏は２月にＳＷＦ創設を命じ、これまで輸入品に対する関税から得られる収益がファンドの資金源になる可能性があると言及している。

ベセント財務長官は２月、米政府が現在保有する資産を米国民のためにマネタイズ（収益化）する計画だとし、「流動資産、この国にある資産を組み合わせて米国民のために活用する」と述べている。