トランプ自動車・部品関税、米で1台当たり1.2万ドルのコスト高も

5月1日、米中西部ミシガン州を拠点とする経済コンサルティング会社アンダーソン・エコノミック・グループは、トランプ米大統領が課した自動車・部品への輸入関税強化が1台当たり2000―1万2000ドルのコスト押し上げ要因になるとの分析を発表した。ミシガン州デトロイトの自動車ショーで1月10日撮影(2025年 ロイター/Rebecca Cook)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米中西部ミシガン州を拠点とする経済コンサルティング会社アンダーソン・エコノミック・グループは1日、トランプ米大統領が課した自動車・部品への輸入関税強化が1台当たり2000―1万2000ドルのコスト押し上げ要因になるとの分析を発表した。輸入自動車部品に対する関税引き上げ幅を緩和する方向に動いているものの、影響は限られることが浮き彫りになった。
自動車・部品に対して25%の輸入関税を課したトランプ氏は今週、米国内で組み立てる自動車に使う部品に対する関税を今後2年にわたって一部猶予すると表明。部品に対する関税を巡り、自動車メーカーは2026年4月までの1年目に米国内で生産する車両の販売価格の3.75%相当、27年4月までの2年目は2.5%相当の還付を受けられる。米国に年間約800万台輸入されている完成車は猶予の対象外。
アンダーソンによると、米国で組み立てているホンダの主力乗用車「シビック」やミニバン「オデッセイ」、トヨタ自動車のセダン「カムリ」のハイブリッド車(HV)、米ゼネラル・モーターズ(GM)のセダン「シボレー・マリブ」、フォード・モーターのスポーツタイプ多目的車(SUV)「エクスプローラー」などは関税引き上げによってコストが2000―3000ドル上昇する。
一方、外国で組み立てられているドイツのメルセデス・ベンツのSUV「Gクラス」、BMWの一部モデル、英国のSUV「ランドローバー」と「レンジローバー」、フォードの電気自動車(EV)「マスタング・マッハ―E」などは最大で1万―1万2000ドル上昇する可能性がある。
一方、米中西部イリノイ州シカゴで組み立てられているフォードのSUV「エクスプローラー」は関税強化が約4300ドルのコスト上昇要因となったものの、部品関税の猶予措置によって約2400ドルに軽減されると推計している。
GMは1日、トランプ氏の関税引き上げによる打撃が50億ドルに上るとの見通しを発表。うち韓国からの輸入車については20億ドルのコスト上昇要因になると説明した。
自動車メーカー各社はコメントの要請にすぐには応じなかった。
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