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英国の企業活動と個人消費、EU離脱決定受け鈍化=中銀調査

8月10日、英中銀は7月の企業活動と個人消費の伸びが鈍化したとの調査結果を公表した。写真はロンドン市内を走るバス。6月撮影(2016年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 10日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は10日、欧州連合(EU)離脱を決めた英国民投票の影響などで、7月の企業活動と個人消費の伸びが鈍化したとの調査結果を公表した。
調査は、中銀の地方当局者と企業が6月末から7月末にかけて行った会合を基にまとめられた。
「不動産投資と企業取引の低迷をある程度反映し、ビジネスサービスの伸びは一段と鈍化した」と指摘。「個人消費も減速した。ただ、通常よりも降雨量が多かったことが一部要因となっているようだ」との見方を示した。
今回の調査で英経済の鈍化が示唆されたものの、購買担当者景気指数(PMI)ほど大きな悪化を示すものではなかった。INGのシニアエコノミスト、ジェームズ・ナイトリー氏は「PMIの急激な悪化は過剰反応だった可能性があることが示唆された」としている。
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