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G20、成長見通し悪化なら対応の準備あると表明へ=欧州当局者

2016年02月25日(木)19時56分

 2月25日、中国・上海で26、27日に開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議は、経済が一段と悪化すれば行動する用意があると共同声明で表明する可能性が高い。写真はG20の看板、上海で25日撮影(2016年 ロイター/Aly Song)

[上海 25日 ロイター] - 中国・上海で26、27日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、経済が一段と悪化すれば行動する用意があると共同声明で表明する可能性が高い。

欧州代表団の当局者が明らかにした。

会議の準備に関わっている当局者は「リスクが大幅に高まっており、必要があれば、状況が一段と悪化すれば行動を取る用意があるということで合意するだろう」と述べた。

「成長見通しと政策対応、協調の重要性の認識に特に重点が置かれる」とし、見通しが弱ければ弱いほど政策協調が重要になると述べた。

2014年にG20は、2018年までに世界の経済成長率を2%引き上げるため様々な改革を導入すると表明。しかし当局者は、目標を達成するには、G20は今年中に改革を強化する必要があると指摘した。

当局者は「これまでの改革に対する国際機関の評価では、2%のうち約0.8%ポイントが達成されたことが示された」としたうえで、「年内に効果的な対応策が実施されれば、2%は実現可能だ」と述べた。

ロイター
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