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訂正:米GMの利益倍増、北米トラック需要や中国好調で

2015年07月24日(金)01時53分

 7月23日、米GMは第2・四半期決算を発表した。写真は同社の新車種。デトロイトで5月撮影(2015年 ロイター/Rebecca Cook)

[デトロイト 23日 ロイター] - 米自動車大手、ゼネラル・モーターズ(GM)が発表した第2・四半期決算は、調整後の純利益が2倍以上に増えた。北米のトラック販売状況や、引き続き堅調な中国市場が追い風となった。

決算発表を受け、23日寄り付き前の米国株式市場で、同社の株価は6%超上昇している。

一時費用を除くと1株当たり1.29ドルで、前年同期の同0.58ドルから増加した。市場予想の1.08ドルを大きく上回った。

世界出荷台数が落ち込み、売り上げも3.5%減る中、利益は増加した。

純利益は11億ドル(同0.67ドル)で、リコール(回収・無償修理)費用で圧迫された前年同期の2億ドル(同0.11ドル)から増えた。

チャック・スティーブンズ最高財務責任者(CFO)は、通年の営業利益が、昨年の93億ドルから改善する見通しを維持した。販売ペースが予想以上に鈍く、価格競争も激化する中、中国の収益性は引き続き高いと見通した。

中国事業の利ざやは前年同期の10%から10.2%に改善した。

中国自動車市場の規模について同氏は、現在の年約2000万台から、今後10━15年で同3500万台にまで拡大すると予想した。

ただ、GM成長のけん引役は北米事業だ。北米部門の利益が倍増して28億ドル、利ざやもほぼ2倍の10.5%に上昇した。

*英文の訂正により、第3段落の一時費用を除く利益の総額を削除し、再構成しました。

ロイター
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