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ギリシャ、5日以内に解決策出せなければユーロ圏離脱は不可避=EU委員

6月26日、欧州連合(EU)のエッティンガー委員(デジタル経済・社会担当)は、ギリシャの政府と銀行が5日以内に解決策を提示しない場合、同国のユーロ圏離脱(グレグジット)は避けられないとの見方を示した。アテネのギリシャ外務省で3月撮影(2015年 ロイター/Yannis Behrakis)
[ベルリン 26日 ロイター] - 欧州連合(EU)のエッティンガー委員(デジタル経済・社会担当)は26日、ギリシャの政府と債権団が5日以内に解決策を見つけ出せなければ、同国のユーロ圏離脱(グレグジット)は避けられないとの見方を示した。
エッティンガー委員はドイツのラジオ局DLFで「ギリシャが改革の準備があることを示せるよう、われわれは30日まであらゆる努力をする」と強調。「われわれはグレグジットを望まないが、5日以内に解決策が示されなければ、避けることはできないだろう」と述べた。
25日開催されたユーロ圏財務相会合(ユーログループ)でも、ギリシャと債権団との協議は物別れに終わった。
エッティンガー委員は、協議では重要な進展があったと述べたが、解決すべき意見の相違はまだ残っているとも説明。
ユーロ圏は「プランB」について検討しているかと問われ、「第2のプランはない。われわれにはギリシャをユーロ圏にとどめるという目的がある。だが、それが不可能なら無防備なままではいられない」と答えた。
同委員はさらに、欧州中央銀行(ECB)と欧州委員会はギリシャをめぐる協議が他の欧州諸国に悪影響を及ぼさないよう、すべての手段を使うだろうと表明。「緊急事態」を避けるためならどのようなことでもするとも語った。
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