コラム

成長する会社だけにある「集団運」とは何か?...ドン・キホーテ創業者が見つけた「運の仕組み」

2025年10月30日(木)17時30分
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス創業会長兼最高顧問の安田隆夫氏とレオス・キャピタルワークス社長の藤野英人氏

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス創業会長兼最高顧問の安田隆夫氏(左)とレオス・キャピタルワークス社長の藤野英人氏

<「監督はいらない、キャプテンが欲しい」──ドンキの経営哲学には成功の秘訣が隠されている>

ノーベル化学賞、生理学・医学賞の受賞が決まった2人の研究者には「運鈍根(うんどんこん)」を大事にしていたという共通点がある。粘り強さが運を呼び込み、愚直さがそれを支えるという考え方だ。

つまり運は天からただ降ってくるものではなく、自らの行動によって引き寄せることができる。

この考えは、私たちの日常にもそのまま当てはまる。

日本の資産運用会社レオス・キャピタルワークスのYouTubeチャンネル「お金のまなびば!」の動画「組織を強くする『運の仕組み』とは?ドン・キホーテの成功哲学【安田隆夫×藤野英人】」では、ドン・キホーテ創業者の安田隆夫氏の書籍『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」』(文春新書) をもとに、抽象的で曖昧な「運」について哲学的・科学的に言及している。

【前編はこちら】なぜ日本は「運が悪く」なったのか?...ドンキ創業者が明かす「運がいい人」特有の考え方とは

この本に強く共感したというレオス・キャピタルワークス社長の藤野英人氏は、「運に対する感受性が強い人が読むと共感できる部分が多いが、世の中には運に対する感受性が弱い人のほうが多いと思う」と指摘する。

運の感受性とは、自分にとってのピンチやチャンスを見極める能力のことだ。一方、安田氏によると、努力に対する感受性が強い人は多い。これは、「努力すれば報われるはず」「結果が出ないのは努力不足」とする価値基準を指している。

「努力すれば必ず勝てるものではない。運に沿った努力をしないと逆効果になってしまう」と安田氏は指摘する。

プロフィール

藤野英人

レオス・キャピタルワークス 代表取締役会長兼社長、CIO(最高投資責任者)
1966年富山県生まれ。国内・外資大手資産運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年にレオス・キャピタルワークスを創業。日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。投資啓発活動にも注力しており、東京理科大学MOT上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、日本取引所グループ(JPX)アカデミーフェロー、一般社団法人投資信託協会理事を務める。主な著書に『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『さらば、GG資本主義――投資家が日本の未来を信じている理由』(光文社新書)、『「日経平均10万円」時代が来る!』(日経BP 日本経済新聞出版)など。

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