止まらない台湾世論の「中国離れ」...台湾人がはっきりと中国に背を向けた2019年の「出来事」
Melnikov Dmitriy
過去30年間、台湾海峡両岸の世論は特定の方向に一貫して変化しており、この流れを反転させることは困難だ。
台湾の国立政治大学(NCCU)選挙研究センターは1992年以来、「自分は台湾人、中国人、あるいは両方だと思うか」と台湾住民に質問してきた。
当初は5人に1人弱(17.6%)が「台湾人」と回答。約4分の1が「中国人」と答え、住民の半数近くが「両方」を選択していた。だが30年後の2022年には、約63%が「台湾人」と回答。「中国人」は2~3%前後に低下し、「両方」が約30%だった。
この変化は人口動態の影響が大きい。米ピュー・リサーチセンターの23年世界世論調査によると、35歳未満の83%が「台湾人」と回答。高齢層でも過半数を占めたが、若者に比べれば割合は低かった。
NCCUのデータを分析すると、示唆に富む転換点が浮かび上がる。例えば95~96年の台湾海峡ミサイル危機は、測定可能な反転を生んだ。14年の「ひまわり学生運動」は、希望から不安への転換をもたらした。
だが、この30年間のデータで最も劇的な転換点は19~20年にある。19年6月から20年6月のわずか1年間で、「台湾人」という回答が8.5ポイントも急増している。理由はもちろん、香港だ。





