最新記事
航空機

「炎上し、その後4~5回爆発した」...インドで大物政治家を乗せた飛行機が墜落、政界にも激震

2026年1月28日(水)19時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
リアジェット45

リアジェット45(写真は2024年5月、スペイン・バルセロナで撮影) Urbanandsport-REUTERS

<死亡したマハラシュトラ州の大物政治家は大きな影響力を持っていた>

インドの英字日刊紙『タイムス・オブ・インディア』など複数の報道によると、現地時間1月28日午前、インドのマハラシュトラ州バラマティの空港に緊急着陸しようとしていた小型機が緊急着陸を試みて失敗、墜落して炎上した。この事故により、乗員乗客全員が死亡した。

監視カメラは、この飛行機が墜落する場面を映し出している。

【動画】監視カメラがとらえた小型機墜落、爆発炎上の瞬間


この飛行機にはマハラシュトラ州副首相で国民会議党党首のアジット・パワールが搭乗していたが、乗り合わせた2名のパイロットおよび2名の警備員と共に死亡した。

飛行機墜落現場を映した映像では、飛行機の残骸が煙を吹き出しながら燃えている様子が映し出されている。

【動画】大破炎上する小型飛行機

事故の目撃者は「最初は炎上し、その後4~5回爆発が続いた」と語った。しかし、炎があまりにも激しく、脱出できた者はいなかったという。

インド最大の金融都市の政界に激震?

BBCは、この事故でアジット・パワールが死亡したことで、マハラシュトラ州の政治に激震をもたらすと推測している。

金融都市ムンバイを抱えるマハラシュトラ州の政治は不安定な状況にあり、既存政党が派閥を形成、分裂状態にある。

アジット・パワールは2023年、叔父のシャラド・パワールが率いる国民会議党(NCP)から複数の州議会議員と共に離脱し、インド選挙管理委員会によって正式に承認されるNCP(アジット・パワール派)を結成。その後、モディ首相率いるインド人民党(BJP)とシブセナ(シンデ州首相派)と共に州連立政権に参加した。

288議席あるマハラシュトラ州の内、NCP(アジット・パワール派)は41議席を保有していた。BBCは、パワールの死が政権崩壊につながることはないが、彼の派閥は指導者を失うことになったと指摘。派閥の議員が別の指導者の下に結集するのか、それとも離党するのかは未だ不透明だという。

【関連記事】
【動画】ロズウェル国際空港周辺で大規模火災発生...燃え上がる様子を映した通行人

ニューズウィーク日本版 高市vs中国
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年1月27号(1月20日発売)は「高市vs中国」特集。台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米アマゾン、全世界で1.6万人削減 過剰雇用是正と

ビジネス

ドルの基軸通貨としての役割、市場が疑問視も 独当局

ビジネス

英CPI、食品データで2月から新手法 若干押し下げ

ワールド

ロシア軍がキーウ攻撃、2人死亡 オデーサも連夜被害
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化はなぜ不可逆なのか
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 5
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 6
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    「恐ろしい...」キリバスの孤島で「体が制御不能」に…
  • 9
    「発生確率100%のパンデミック」専門家が「がん」を…
  • 10
    40代からは「積立の考え方」を変えるべき理由──資産…
  • 1
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 2
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 3
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 8
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 9
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 10
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中