最新記事
日本経済

【真冬の総選挙】自民不人気に対中悪化...高市「支持率78%」でもリスク山積み?

Even With High Approval Ratings, Is Takaichi’s Snap Election a Political Gamble?

2026年1月19日(月)16時54分
ピーター・チャイ
選挙の投票所入場券のイメージ写真

yoshi0511/SHUTTERSTOCK

<数字は追い風に見える。だが衆院選の一票を決めるのは、支持率ではなく物価と円安の実感だ>

日本の高市早苗首相は、衆議院の解散・総選挙に踏み切る意向を固めた。今のところ1月27日解散・2月8日投票、あるいは2月3日解散・2月15日投票が有力視されている。

高市は自身の高い支持率を武器に、自民党と連立与党の日本維新の会がより安定した多数派を確保すると同時に、国民民主党を連立に引き込み、政権基盤を強化しようとしている可能性がある。


1月11日に公表されたJNN世論調査によると、高市の内閣支持率は前月から2.3ポイント上昇して78.1%に達した。自民党の支持率は0.2ポイント上昇の29.7%だった。

ただし、総選挙の帰趨は依然として不透明だ。自民党の支持率は2023~24年のいわゆる「裏金問題」が尾を引き、低迷が続いている。昨年10月には安倍晋三元首相を暗殺した山上徹也被告の裁判が始まり、旧統一教会との関係も再び注目を集めている。

衆院では3人の無所属議員を取り込み、自民・維新の連立政権が辛うじて過半数を確保しているが、参議院は依然として少数派だ。自民党の鈴木俊一幹事長は、国民民主を加えた3党連立を組めば「日本の政治の安定はしっかりと確立される」と語った。

国民民主党は補正予算案には賛成する方針だが、3党の政策協調や選挙での候補者調整には明確な姿勢を示していない。玉木雄一郎代表は正式な連立入りには慎重なままだ。

事件
ニューズウィーク日本版メンバーシップ登録
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

英首相、グリーンランド巡り冷静な協議呼びかけ トラ

ワールド

高市首相23日解散表明、投開票2月8日 与党過半数

ワールド

トランプ氏、プーチン氏を「平和評議会」に招待=ロシ

ビジネス

中国証券当局、高速取引「フラッシュ・ボーイズ」排除
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 2
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 3
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」も子に受け継がれ、体質や発症リスクに影響 群馬大グループが発表
  • 4
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 5
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    「リラックス」は体を壊す...ケガを防ぐ「しなやかな…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 10
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 8
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 9
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 10
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中