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追跡:消えた「ルーブルの盗品」の行方...アントワープ「盗品売買ビジネスの地下世界」その全貌

2025年11月15日(土)12時01分

宝飾業者たちの疑わしい慣行

警察によると、ジョージア系の商人らは、1990年代の旧ソ連崩壊後にアントワープに住み着き始めた。多くは金属取引の経験を持ち、ユダヤ系ダイヤモンド商と深い関係があった。

現在、ジョージア系商人は「ダイヤモンド地区」のすぐ外で約300の宝飾店を営んでおり、その4分の1が盗品の転売に関与している、と2人の警察官は語った。

業界団体「アントワープ世界ダイヤモンド・センター」はロイターに対し、マネーロンダリング(資金洗浄)慣行に手を染める一部宝飾業者との関係により、この地区の評判が「リスクにさらされることがある」と不満をもらした。

フランスとベルギーの法執行当局者らは、フランスでの犯罪はアントワープの宝飾業者にとって安定的な収入源になってきたと明かす。

2016年、米リアリティー番組のスターで実業家のキム・カーダシアン氏がパリのホテルで強盗に遭った事件では、犯行の首謀者が後に、アントワープで金とダイヤモンドを2万5000ユーロ以上で売ったと供述した。

それ以来、6件を超える捜査により、両国を結ぶ「犯罪の回廊」が浮かび上がった。バルカン半島の窃盗団が盗品をフランスで運び屋に渡し、運び屋がアントワープの買い手に届けるという仕組みだ。

ベルギーの警察官によると、大半のケースで買い手はジョージア系だった。

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