【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面に ロシア軍が8倍の主力部隊を投入
The Battle for Pokrovsk: What Russia Taking Key City Would Mean for War
ポクロウシクを制圧すれば、ロシアは西方への作戦行動を容易に進めることができる。市の西側にはE-50高速道路が走り、ドニプロペトロウシク州のパブロフラドに接続。その先には中部ウクライナの主要都市ドニプロがある。
ゼレンスキー大統領の与党「国民の僕」の議員オレグ・ドゥンダは、ロシア軍がポクロウシクを奪取すれば、「パブロフラド経由でスラビャンスクとクラマトルスクという2つの要塞都市を包囲できる態勢になる」と述べた。
ポクロウシク周辺での1年以上にわたる消耗戦の末に同市が陥落すれば、ウクライナ側の士気が大きく低下する可能性がある。
ウクライナのミリタリーブロガー、コンスタンチン・マショヴェツは27日、「ポクロウシク西の郊外に進軍するロシア軍の突撃部隊が、ウクライナ軍にとって最大の脅威だ」と警告した。
「ポクロウシクとその東のミルノフラドにいるウクライナ軍が包囲されたと断言する根拠はまだない」が、「その危機は現実のものとして存在する」とマショヴェツは述べる。
ポクロウシクとミルノフラドをめぐる戦いは「決定的かつ最終的な局面」に入った、というのだ。





