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いまトランプの「手」に注目が集まっている理由...79歳大統領の健康不安「証拠写真」が拡散中

Donald Trump's Hands Under Scrutiny in New Photos

2025年8月1日(金)21時18分
ケイト・プラマー

「腫れて痣のある手」が「メイクで隠されている」

そんなトランプの健康状態が再び注目を浴びたのが、今回のスコットランドへの訪問時だった。EU首脳との会談中の写真が拡散され、X(旧ツイッター)では「トランプのCVIの兆候がメイクで隠されている」などといった投稿が多く見られた。

民主党系の活動家クリス・D・ジャクソンは、腫れた手の写真を投稿し「腫れて痣のある手を見てほしい。トランプは健康に問題がある」とコメント。別のユーザーは「メイクで隠すほど悪化しているのでは」と反応した。

昨年の大統領選でトランプは、当時のバイデン大統領の高齢をめぐる批判を繰り広げていたが、現在はトランプ自身の年齢と健康が議論の的となっている。

ホワイトハウスの報道官カロライン・レビットは、「大統領は引き続き健康そのものだ」として健康不安を一蹴。記者会見では、大統領の医療チームが「深部静脈血栓や動脈疾患の兆候は見られない」としていると述べ、CVIによる痛みもないとした。

レビット氏はまた、手の痣は「頻繁な握手やアスピリンの服用」によって皮膚が刺激されたせいだと説明している。

トランプ氏の主治医ショーン・バルバベラ医師は、メモの中でこう記している。「大統領には精密検査を実施し、両側の下肢の静脈ドップラー超音波検査の結果、慢性静脈不全が確認された。これは70歳以上の人に多く見られる良性かつ一般的な症状である」

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