ハルキウに「ドローン」「ミサイル」「爆弾」の一斉攻撃...市内での「巨大爆発」の瞬間映像が拡散
Russia Strikes Back With 'Most Powerful Attack' of War on Ukrainian City
負傷者には生後1カ月の乳児を含む子供2人も
ウクライナ北東部のハルキウ州は、戦線沿いに位置し、常にロシアからのミサイル、ドローン、滑空爆弾攻撃の標的となっている。当局者によると、6日夜にハルキウ全域で少なくとも40回の爆発が報告され、9階建ての住宅ビル、企業、民家などの民間標的に対するドローン攻撃が実施された。
テレホフ市長は、シャヘド型ドローン48機、ミサイル2発、誘導爆弾4発が、ハルキウ市のオスノビャンスキー地区とキーウ地区に向けて発射されたと発表。この攻撃で、少なくとも3人が死亡、18人が負傷したとされている。地元当局によると、負傷者の中には生後1カ月の乳児を含む子供2人も含まれていた。
テレホフは、「これは平和なハルキウに対するあからさまなテロだ」とロシアを批判した。翌7日朝には、救助隊ががれきの下に埋もれた犠牲者の捜索活動にあたり、ソーシャルメディアにはその様子が投稿された。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、5日の夜間にもキーウとウクライナ全土の主要都市を標的とした攻撃があり、少なくとも4人が死亡、80人が負傷したと明らかにした。
ロシアの猛攻は、ウクライナのクモの巣作戦に対する報復が予測される中で起きた。この作戦は、4つの主要なロシアの軍用飛行場に対して実施され、重爆撃機や希少なA50偵察機を含む航空機41機が損傷したとウクライナは発表している。