最新記事
DOGE

イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天才技術者たちの身元を暴露する「Doxxing」が始まった

Who Is Jennica Pounds? DOGE 'Volunteer' Outs Herself after Doxxing

2025年2月27日(木)17時47分
ジーザス・メサ
ワシントンの保健福祉省の外で、医療予算削減と職員解雇に抗議するデモ

ワシントンの保健福祉省の外で、医療予算削減と職員解雇に抗議するデモ(2月25日) Photo by Bryan Dozier/NurPhoto)NO USE FRANCE

<政府の大規模リストラで怨嗟の的になっているDOGEで、マスクのために省庁の仕事や職員の効率計算をするテクノロジー系スタッフとはどんな人間なのか>

ドナルド・トランプ米大統領が新設した米政府効率化省(DOGE)の実態はこれまで謎に包まれてきた。テスラのCEOでもあるイーロン・マスクが主導するこの新組織は匿名のプログラマーやテクノロジーに精通したスタッフで構成されるネットワークで、連邦政府支出の「壮大な非効率と無駄」を暴く活動をしている。

連邦政府機関を一方的に閉鎖したり職員を大量解雇するDOGEは当然のことながら恨みや反発を買い、多くの訴訟も起こされている。ネット上では、匿名でマスクのために働く職員の身元を暴く「doxxing」だ。これまでに数人の名前が浮上している。その一人が「AI駆動のデジタル探偵」を自称するジェニカ・パウンズだ。

Doxxingの後、自ら詳細を名乗り出て逆に評価が上がった、とされるバウンズ。どんな人だったのか?

米財務省の支払いシステムにアクセスしたエンジニアのマルコ・エレズ(25)や19歳のプログラマー、エドワード・コリスティンもそうだ。

マスクの熱心な支持者でもあるデータリサーチャーのコリスティンは、過去にインターネット上で人種差別的な発言をしていたことが明らかになり、DOGEのスタッフを外された。コリスティンはネット上の足跡をすべて削除し、公式なコメントは一切出していない。

ガジェット
仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、モバイルバッテリーがビジネスパーソンに最適な理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

高市首相、中国首相と会話の機会なし G20サミット

ワールド

米の和平案、ウィットコフ氏とクシュナー氏がロ特使と

ワールド

米長官らスイス到着、ウクライナ和平案協議へ 欧州も

ワールド

台湾巡る日本の発言は衝撃的、一線を越えた=中国外相
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナゾ仕様」...「ここじゃできない!」
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 3
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネディの孫」の出馬にSNS熱狂、「顔以外も完璧」との声
  • 4
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 5
    「搭乗禁止にすべき」 後ろの席の乗客が行った「あり…
  • 6
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 7
    【銘柄】いま注目のフィンテック企業、ソーファイ・…
  • 8
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 5
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 9
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 10
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中