トランプ米大統領は8月14日、米空母エイブラハム・リンカーンの乗組員の家族は艦内の状況を心配していないと述べた。だが過去1週間、当の家族や乗組員からの食事や衛生環境をめぐる懸念の声が複数報じられている。
同艦の中東での海上任務は265日を超えているが、米メリーランド州のアンドルーズ統合基地で記者団の取材に応じたトランプは「心配していない」と語った。派遣が長すぎるのではないかと問われると、「いやいや、全然長くない」と答えた。
この大統領の発言について、エイブラハム・リンカーンに乗艦する士官の妻アシュリー・ロジャーズは「利己的」で現実と「懸け離れている」と批判した。「あの人たちがあの艦にいる乗組員や海兵隊員、家族の話に耳を傾ければ、全く違う話を聞くことになると思う」と、彼女は本誌に語った。
「これほど明らかなことを嘘でごまかせるとは思わない。誰かを260日以上、1日の休みもなく海上に置き、派遣を延長した上に終了日も示さなければ、メンタルヘルスに影響が出る」
エイブラハム・リンカーンをめぐる懸念の中心にあるのは、数カ月にわたる中東への派遣中に艦内環境が悪化しているとの報道だ。
乗組員は疲労や士気の低下、メンタルヘルス上の問題に直面していると、乗組員の家族は軍事専門メディアに語った。派遣任務中、海に飛び込もうとした乗組員が複数いるとの報道もある。
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