毎晩どのような睡眠を取っているかが、80を超える病気のリスクに関係している可能性があることが、新たな研究で明らかになった。

中国の北京大学と首都医科大学の研究チームによると、夢を見ることが多い睡眠段階であるレム睡眠の時間が長い人ほど、83種類の病気のリスクが低かった。一方、身体の回復にとって特に重要な深い睡眠の時間が長い人では、7種類の病気のリスクが低かった。

研究結果は、学術誌『PLOSメディシン』に掲載された。

コロンビア大学の慢性疾患ユニット共同ディレクターのヌール・マカレムは、「睡眠は心身の健康や、生理機能と行動の調節に欠かせない。そのため、睡眠の質が悪いことがこれほど多くの病気の発症につながっているとしても不思議ではない」と述べる。

「今回の研究は、深い睡眠やレム睡眠が十分に取れないことに加え、睡眠不足や不規則な睡眠、睡眠が頻繁に中断されることが、心血管・代謝疾患や神経変性疾患、精神疾患などのリスク上昇につながることを示すこれまでの研究を裏付けるものだ」

レム睡眠と深い睡眠の違い
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