現在、韓国において日本のアニメは若者やマニア層だけのサブカルチャーではなく、メインストリームとして受け入れられている。縦読み電子漫画の専門学校「ソウル・ウェブトゥーン・アカデミー」の講師で評論家のソン・ジサンは、これを「子供の頃から日本のアニメに触れることで形成された文化的土壌と、半世紀にわたって続いた3度の全盛期」がもたらした結果だと説明する。
1960年代半ば以降に開局した韓国のTV放送局は、初期のコスト削減のために日本のアニメを積極的に輸入した。当時は日本の大衆文化の輸入が禁止されていたため、第三国の配給会社を経由した迂回輸入や、韓国の下請けスタジオが参加した作品を日韓合作という名目で輸入するなどの「裏技」が使われた。
さらに、審査を通過するために登場人物や背景を韓国風に変える徹底したローカライズが行われた。こうした過酷な環境の中でも、70〜80年代に放映された『マジンガーZ』や『銀河鉄道999』などは大ヒットを記録した。
90年代に入ると、日本の漫画雑誌が韓国で正式なライセンスを得て出版され始め、これが日本漫画の大衆的人気に火を付ける起爆剤となった。これに「地上波アニメ王国」と呼ばれたSBSの開局が加わり、第1次全盛期が幕を開けた。
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