報道によれば、アメリカは空母「エイブラハム・リンカーン」と交代させるため、日本の横須賀を母港とする空母「ジョージ・ワシントン」を中東に向かわせている。「リンカーン」で長期間にわたって展開任務を続けてきた水兵への物資の供給やメンタルヘルスをめぐる懸念が浮上したことを受けたものだ。
匿名の米当局者の話としてウォール・ストリート・ジャーナルが8月13日に報じたところによれば、「ジョージ・ワシントン」は「以前から予定されていたローテーション計画」の一環として「リンカーン」と交代する。
「リンカーン」と数千人の乗員は昨年12月以降、一度も寄港することなく展開任務を続けており、議員らからは空母艦内の状況について調査を求める声が上がっている。
「リンカーン」に乗艦する水兵の家族によれば、少なくとも2件、乗員が海に飛び込もうとした、あるいは飛び込む準備をしているように見えた事案があったと、軍事ニュースサイト「ネイビー・タイムズ」は報じている。
米中央軍は、水兵1人が8月3日に艦外に転落したことを確認したが、すぐに救助されたとしている。軍によれば、現在の展開任務中に艦内で死亡した者はいない。
専門家や当局者によれば、長期化する展開任務は、しばしば狭い空間で過ごし、家族と容易に連絡を取ることもできない艦上の水兵や海兵隊員のメンタルヘルスに悪影響を及ぼす可能性がある。
次のページ