ドナルド・トランプ大統領は8月16日、ピート・ヘグセス国防長官に対し、翌17日から予定されていた米韓合同軍事演習を大幅に縮小するよう指示したと明らかにした。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記との長年にわたる関係を理由に、演習は北朝鮮に「敵対的」なメッセージを送るものだと主張した。

トランプは自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、アメリカが韓国との合同軍事演習への参加に合意していることに「不満だ」と述べ、演習は費用がかかるうえ、必要のないものだとした。

「北朝鮮の金正恩と私が非常に良好な関係にあることを踏まえると、アメリカがずっと以前に韓国との合同軍事演習への参加に合意したという事実に、私は不満を感じている」とトランプは書いた。

トランプはヘグセスに演習を「大幅に縮小」するよう指示したとする一方、全面的に「中止するには遅すぎる」とも付け加えた。

トランプの発言は、北東アジアの安全保障をめぐる最もデリケートな問題の一つに関わるものだ。

アメリカと韓国が毎年実施する軍事演習は、両国の即応態勢を向上させ、北朝鮮による潜在的な攻撃を抑止することを目的としている。北朝鮮政府は以前から、こうした演習を侵攻の予行演習だとして非難し、たびたび威嚇やミサイル発射、軍事的示威行動で応じてきた。

今回の発言は、北朝鮮がロシアや中国との関係を深めるなかで出たものだ。アメリカと同盟国の当局者は、北朝鮮とロシア、中国との関係強化を、地域の安全保障上の課題として指摘することが増えている。

対イランで協力しない韓国を批判
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