最新記事
ウクライナ戦争

自爆型ドローン「スイッチブレード」がロシアの防空システム「Tor」に突っ込んで爆発する決定的瞬間 「狩る側が狩られる側に...」

US-Made 'Tank-Killer' Switchblade Destroys Russian SAM System in Rare Video

2024年10月30日(水)21時35分
エリー・クック

無人航空システム第14連隊は声明の中で、Torは「通常は無人航空機(UAV)狩りに使用される」と前置きし、「しかし、この日は立場が逆転した。狩る側が狩られる側になった」と述べている。

ウクライナはロシアの防空システム、とりわけ地上配備型のTor、Buk(ブーク)、Pantsir(パーンツィリ)、S-400といった地対空ミサイルシステムを執拗に狙い続けている。

ウクライナ軍を支援する「カムバックアライブ(生きて帰れ)財団」は6月、ロシアが支配するドネツク州の前線から後方にある地域で、スイッチブレードがロシアのBuk-M2地対空ミサイルシステムに狙いを定めているように見える動画を投稿した。

アメリカは軍事援助の一環としてスイッチブレード、フェニックス・ゴースト、サイバーラックスK8など数種のドローンをウクライナに提供している。米国防総省はウクライナに送ったスイッチブレードの数を明らかにしていない。

2022年5月の時点で、ウクライナ軍がスイッチブレードでロシア軍を狙う複数の動画がオンライン上に公開されていた。スイッチブレードは米国の防衛請負企業エアロバイロンメントが製造する自爆型ドローンで、ナイフのように翼が飛び出す仕組みになっている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

オーストラリア、EUと安全保障・防衛協力巡る交渉開

ワールド

焦点:イラン制空権掌握のイスラエル、地下核施設破壊

ビジネス

貿易収支5月は6376億円の赤字、自動車不振で対米

ワールド

G7、ウクライナ巡る共同声明見送り ゼレンスキー氏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:コメ高騰の真犯人
特集:コメ高騰の真犯人
2025年6月24日号(6/17発売)

なぜ米価は突然上がり、これからどうなるのか? コメ高騰の原因と「犯人」を探る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越しに見た「守り神」の正体
  • 3
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火...世界遺産の火山がもたらした被害は?
  • 4
    若者に大不評の「あの絵文字」...30代以上にはお馴染…
  • 5
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 6
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 7
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 8
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 9
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 10
    コメ高騰の犯人はJAや買い占めではなく...日本に根…
  • 1
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロットが指摘する、墜落したインド航空機の問題点
  • 2
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    ブラッド・ピット新髪型を「かわいい」「史上最高に…
  • 5
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 6
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機・第3波で…
  • 7
    「タンパク質」より「食物繊維」がなぜ重要なのか?.…
  • 8
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 9
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 10
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 7
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 8
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中