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戦場ウクライナの日本人たち

ほっとして隣を見たら「顔が半分ない死体」が...今も「戦地ウクライナ」に残る日本人たち、それぞれの物語

JAPANESE IN UKRAINE

2024年6月6日(木)17時30分
小峯 弘四郎(フォトジャーナリスト)

ウクライナの日本人・中村仁さん

中村さんは自らの意思で長年暮らしたキーウに残留することを決めた KOSHIRO KOMINE

誰もが認める人格者

23年8月に会った中村仁さん(56)も現地で22年間暮らす日本人だ。ロシアの侵攻後も、キーウのウクライナ国立工科大学内にある「ウクライナ日本センター」に勤務。茶道教室や将棋大会など日本の文化を広める活動を続けている。現地の日本人の誰もが認める人格者でもある。

ロシア軍がキーウに迫った当初、日本大使館から安否確認と避難を促す連絡が毎日来たが、中村さんは自らの意思でキーウに残ることを決めた。

高校生の時にラグビー選手だった中村さんは、高校の部活引退後に本格的に始めた筋力トレーニングにはまってパワーリフティングの選手になり、95年にロシアのイルクーツクで行われた重量挙げの大会に日本代表として出場した。

バイカル湖の別荘に滞在して、イルクーツク大学で日本語を勉強している学生たちと交流をしたことをきっかけに、自分でロシア語を学び始め、語学習得のためキーウ国立言語大学に1年間留学して、そのまま住み続けている。

「この戦争は終わりが見えない状況にありますが、どのような状況になったとしても最後までウクライナに残る、ウクライナと共にあろうと思っています」と、中村さんは言う。

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