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「サル痘」ワクチンは感染リスクが高い「MSM」コミュニティー優先で(ファウチ博士)

Fauci Says Gay Men Should Get Monkeypox Vaccine First

2022年7月26日(火)14時35分
エド・ブラウン

アメリカでは現在、サル痘ワクチン「Jynneos」の接種が行われているものの、多くの地域では、感染リスクが高いと見なされる人々に十分行き渡る数が確保できていない。また感染リスクについても、州によって判断の基準が異なる。

首都ワシントンでは、性行為が行われる施設のスタッフに加えて、あらゆる性的指向、あらゆるジェンダーのセックスワーカーがワクチンの接種を受けることができる。MSMコミュニティーについても、過去14日以内に複数または身元不明のパートナーと性行為をした場合は、ワクチン接種の対象となる。

一方ニューヨーク市では、過去14日以内に複数または身元不明のパートナーと性行為をしたMSMの人のみが、ワクチン接種の対象となっている。この中には、トランスジェンダーも含まれる。

米食品医薬品局(FDA)はJynneosワクチンについて、サル痘(および天然痘)の予防のみを目的とした使用を承認しており、対象は感染リスクの高い18歳以上の成人と定めている。

これまでのところ、感染例はMSMコミュニティーに集中しているが、専門家は偏見や差別は排除すべきだと警告し、サル痘は誰でも感染し得る病気だと主張している。

CDCによれば、サル痘は発疹などの症状を引き起こし、感染者の発疹や体液に直接触れたり、感染者と長時間にわたって対面で接したり、感染者の飛沫で汚染された物質に触れたりすることで感染する。

【動画】サル痘に苦しむ男性

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