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「政治」を基礎から学べる本、『教養としての「地政学」入門』『民主主義とは何か』『独ソ戦』の要点

2021年7月14日(水)20時09分
flier編集部

独ソ戦

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著者:大木毅
出版社:岩波書店
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地政学と民主主義の歴史が理解できたところで1つ、近現代における「最悪」の政治的転落である第二次世界大戦のうち、最も被害の大きかった独ソ戦を具体的に見てみましょう。この戦いを知ることは、政治の失敗が何を生むのかを理解することにつながります。

独ソ戦は、ドイツのヒトラー、ソ連のスターリンだけが突っ走って起こされた悲劇ではありません。多くのドイツ国民がそれに「賛同」し、さまざまな地理的もくろみのなかで、ある意味、自分たちの生活を守るために行なわれた惨劇でした。

本書『独ソ戦』は、ドキュメンタリータッチでその戦争の惨禍を克明に描きながら、政治に目をつむることの恐ろしさを感じさせます。

flier編集部

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