最新記事

ナイジェリア

バラバラ殺人に臓器売却、ナイジェリアで連続猟奇殺人

Man Confesses to Killing and Dismembering Roommate, Selling Body Parts to Pastor

2021年5月27日(木)13時50分
ナタリー・コラロッシ
ナイジェリア警察の警官

ナイジェリア警察の警官 Afolabi Sotunde-REUTERS

<ナイジェリアで遺体を切断する殺人が続き、警察は警戒を強めている>

ナイジェリアで、34歳の男が友人を殺害し、その遺体をバラバラに切断して臓器を牧師に売ったと自白した。

事件が起きたのは、ナイジェリア南部バイエルサ州のサグバマという町で、容疑者のオクペグボロ・アブウェロスオは隣接するデルタ州の出身だった。

地元紙ガーディアン・ナイジェリアは25日、当局に匿名で事件を通報した隣人の話として、容疑者は自宅に故郷の友人を招いて2週間ほど滞在させ、その後殺害した、と報じた。

オクペグボロは夜中にすりこぎで友人を殴って殺した後、犠牲者の主要臓器を保存し、身体をバラバラにする作業に取り掛かったという。

「友人を殺した後、オクペグボロは遺体を切断し、重要な臓器を取り出して保存した。それ以外の部分はいくつもの袋に入れて、翌朝早い時間に捨てたようだ」と、隣人は匿名で語った。

前日も別のバラバラ殺人

袋を処分するオクペグボロの不審な行動を見とがめた別の隣人が、滞在中の友人はどこにいるのか尋ねると、「急な用事ができて、デルタ州に戻った」と答えた。隣人は納得せず、無理やり彼の部屋に入り、血だらけの室内を発見した。

「彼は友人の臓器をポートハーコートという町に住む牧師に売ったと言っていた。牧師は臓器を伝統儀式に使うそうだ」と、隣人は言う。牧師は現在、逃走中だという。

バイエルサ州警察の広報官アシニム・ ブッツワットはガーディアン紙が取材した隣人の証言を確認した。

ナイジェリア・トリビューン紙によれば、地元の青少年団体SALGA連合青少年評議会のプレイ・ケーシー会長は、この殺人事件を非難し、暴力的、あるいは怪しげな活動に警戒するよう地域の人々に警告した。

「昨日も、若い男のバラバラ遺体が茂みの中で発見されたばかりだ。袋に入れられていた」と、ケーシーは声明で述べた。「サグバマ分署は警戒態勢をとっており、それがこの罰当たりな犯罪を犯したとみられるサグバマ地区の若者の逮捕につながった」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

バイデン氏、イスラエル・ウクライナ支援姿勢強調 士

ワールド

ガザ戦闘休止交渉、近く再開の見通し ハマス当局者「

ワールド

英首相、選挙に勝てば18歳に兵役導入へ

ワールド

中国がグアテマラの貨物入国拒否、台湾との関係影響か
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:スマホ・アプリ健康術
特集:スマホ・アプリ健康術
2024年5月28日号(5/21発売)

健康長寿のカギはスマホとスマートウォッチにあり。アプリで食事・運動・体調を管理する方法

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 2

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 3

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃がのろけた「結婚の決め手」とは

  • 4

    カミラ王妃が「メーガン妃の結婚」について語ったこ…

  • 5

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 6

    黒海沿岸、ロシアの大規模製油所から「火柱と黒煙」.…

  • 7

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 8

    エリザベス女王が「誰にも言えなかった」...メーガン…

  • 9

    胸も脚も、こんなに出して大丈夫? サウジアラビアの…

  • 10

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 3

    娘が「バイクで連れ去られる」動画を見て、父親は気を失った...家族が語ったハマスによる「拉致」被害

  • 4

    ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決す…

  • 5

    黒海沿岸、ロシアの大規模製油所から「火柱と黒煙」.…

  • 6

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃…

  • 7

    戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目…

  • 8

    能登群発地震、発生トリガーは大雪? 米MITが解析結…

  • 9

    「天国にいちばん近い島」の暗黒史──なぜニューカレ…

  • 10

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像を…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中