最新記事

感染症対策

米コネティカット州知事「連邦政府の医療品備蓄が枯渇、州は自力調達へ」

2020年4月1日(水)10時30分

米東部コネティカット州のラモント知事は、連邦政府による医療用品の戦略的国家備蓄が枯渇したと明らかにし、州は当面、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため人工呼吸器やマスクを自力で調達しなければならないと述べた。写真は同州で27日撮影(2020年 ロイター/Lucas Jackson)

米東部コネティカット州のラモント知事は31日、連邦政府による医療用品の戦略的国家備蓄が枯渇したと明らかにし、州は当面、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため人工呼吸器やマスクを自力で調達しなければならないと述べた。

同知事は「きょう、国の戦略備蓄が枯渇したことが分かり、憂慮している」とした上で、「当面は自力で調達するしかない。世界中から防護具を確保するため最善を尽くしている」と述べた。

コネティカット州の感染者は3000人を超え、人口当たりの感染者数では全米各州で4番目に多い。死者は31日に69人に増加した。

今後2─3週間に予想される感染者の増加に備え、州は医療機関の対応能力を50%引き上げた。

ラモント知事は、ニューヨーク市に近い郡で感染が最も深刻だとし、「ウイルスは北上している」と指摘。「4月はひどい月になる」との見方を示した。

コネティカット州当局は31日、新型ウイルスの感染拡大で人員削減や一時帰休などの影響を受けた労働者について、62の銀行・信用組合が90日間の住宅ローン返済猶予に同意したと発表した。差し押さえも60日間停止される。

ラモント知事は、賃貸住宅の入居者が失業など新型ウイルスに関連した理由で強制退去させられることもないと説明した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・トランプ「新型コロナウイルスとの戦い、非常に厳しい2週間になる」
・BCGワクチンの効果を検証する動きが広がる 新型コロナウイルス拡大防止に
・韓国発の超大作『キングダム』、台湾・香港版タイトルが韓国で炎上 新型コロナウイルスもあって問題化


cover200407-02.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年4月7日号(3月31日発売)は「コロナ危機後の世界経済」特集。パンデミックで激変する世界経済/識者7人が予想するパンデミック後の世界/「医療崩壊」欧州の教訓など。新型コロナウイルス関連記事を多数掲載。

ニュース速報

ビジネス

欧州、20年は深刻な景気後退に 来年の回復も限定的

ビジネス

ECB、新型コロナ対策の緊急債券購入策を拡充 金利

ワールド

情報BOX:新型コロナウイルスを巡る海外の状況(4

ワールド

香港立法会、国歌条例を可決 中国による統制懸念強ま

MAGAZINE

特集:検証 日本モデル

2020-6・ 9号(6/ 2発売)

日本のやり方は正しかったのか? 感染対策の効果を感染症専門家と考える

人気ランキング

  • 1

    街に繰り出したカワウソの受難 高級魚アロワナを食べたら...

  • 2

    トランプの着々と進む「戦争」準備、ワシントン一帯に兵を配備

  • 3

    西浦×國井 対談「日本のコロナ対策は過剰だったのか」

  • 4

    世界最速の座から転落 「上海リニア」もはや無用の長…

  • 5

    【世論調査】アメリカ人の過半数が米軍による暴動鎮…

  • 6

    東京都、新型コロナウイルス新規感染28人 4日連続で…

  • 7

    日本不買運動で韓国人が改めて思い知らされること

  • 8

    コロナ禍の世界が熱望する「日本製」 揺るがぬ信頼…

  • 9

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がア…

  • 10

    警官と市民の間に根深い不信が横たわるアメリカ社会…

  • 1

    ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃っているはずだった

  • 2

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 3

    レストランで騒ぐ息子が店員に叱られた話、FBに投稿したら炎上した... なぜ?

  • 4

    街に繰り出したカワウソの受難 高級魚アロワナを食…

  • 5

    ギター人気復活を導く「スーパークール」な和製ギター

  • 6

    韓国総選挙にデジタル不正疑惑か? 中国から開票機…

  • 7

    「NO JAPAN」に揺れた韓国へ「股」をかけて活躍した日…

  • 8

    西浦×國井 対談「日本のコロナ対策は過剰だったのか」

  • 9

    ブラジルのコロナ無策は高齢者減らしのため?

  • 10

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 1

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 2

    金正恩「死んだふり」の裏で進んでいた秘密作戦

  • 3

    スズメバチが生きたままカマキリに食べられる動画が、アメリカでバズる理由

  • 4

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言し…

  • 5

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 …

  • 6

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 7

    コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当…

  • 8

    ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑…

  • 9

    コロナ禍で露呈した「意識低い系」日本人

  • 10

    優等生シンガポールの感染者数が「東南アジア最悪」…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月