最新記事

2020米大統領選

サンダースがネバダで圧勝 米民主党指名争いの現状分析

2020年2月24日(月)10時58分

ウォーレン氏:中核支持層に陰り、スーパーチューズデーに照準

ネバダ党員集会前の19日に行った討論会でウォーレン上院議員が展開した力強い議論は、停滞気味のキャンペーンが勢いよく再開されたことを示しているかのようだった。資金調達も回復し改めてメディアの関心を集めた。

しかし、こうした勢いはネバダの投票結果には反映しなかった。事前投票により討論会の内容が票に結びつかなかった。

同氏はネバダでは第4位に甘んじるもようだ。後退を余儀なくされた背景には、中核支持層の一部である高学歴の白人女性層の支持が18%と思わしくなく、サンダース氏の22%、クロブシャー上院議員の19%よりも低い結果だった。

ウォーレン氏はサウスカロライナではなくスーパーチューズデーに照準を当てているようだ。資金の増加で全国規模の広告展開をする余力が増している。ネバダの結果は不本意だったとしても、ウォーレン氏は選挙戦に残る数少ない候補者であり続けるだろうと同氏の陣営は主張する。「ネバダでの討論会は、ネバダの投票よりも選挙戦全体により大きなインパクトを与えると信じている」と同氏の選挙参謀は指摘した。

クロブシャー氏:非白人層への食い込み不足、撤退観測も

ニューハンプシャーで3位となるサプライズを起こしながら、クロブシャー上院議員はネバダではほとんど何の存在感を示せなかった。19日の討論会では苦戦し、メキシコ大統領の名前を思い出せずに失笑を買う場面もあった。

ブティジェッジ氏と同様、クロブシャー氏は非白人層にほどんどまったく食い込みができていない。ネバダでのラテン系の支持は4%、黒人層は3%だった。

おそらくサウスカロライナでも何の痕跡も残せずに終わるだろう。スーパーチューズデーで自身の出身州であるミネソタで勝利し、先に進むという可能性に望みをつないでいるものの、その前に選挙戦撤退を強いられる候補者となるかもしれない。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECB、イラン戦争でも金利変更急ぐべきではない=政

ビジネス

南アフリカ経済、第4四半期は0.4%成長 市場予想

ワールド

「イラン国民は専制政治のくびき脱するべき」、イスラ

ビジネス

日産自、パパンCFOが退任 後任はレオンディス氏
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「一日中見てられる...」元プロゴルファー女性の「目のやり場に困る」密着ウェア姿がネットを席巻
  • 4
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 5
    人間ダンサーを連れて「圧巻のパフォーマンス」...こ…
  • 6
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ル…
  • 7
    ホルムズ海峡封鎖、石油危機より怖い「肥料ショック」
  • 8
    トランプも無視できない? イランで浮上した「危機管…
  • 9
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 10
    身長や外見も審査され、軍隊並みの訓練を受ける...中…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 6
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中