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中東米、イスラエル・パレスチナ領内の米国民にロケット攻撃の危険性を警告

米政府はイスラエルおよびパレスチナ自治区に滞在する米国民に対し、ロケット攻撃などの危険があるとし、身の安全を図るよう警告した。警告は米国務省とイスラエルの米国大使館のウェブサイトに掲示された。写真はエルサレムで2019年3月撮影(2020年 ロイター/Ammar Awad)
米政府は6日、イスラエルおよびパレスチナ自治区に滞在する米国民に対し、ロケット攻撃などの危険があるとし、身の安全を図るよう警告した。警告は米国務省とイスラエルの米国大使館のウェブサイトに掲示された。
米軍は3日、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を無人機で空爆し、殺害した。
警告文はこの件に直接触れていないものの、中東情勢の緊迫化を背景に「警告なしにロケット攻撃などの脅威にさらされる恐れがある」として、現地の米国民に警戒を呼び掛けている。
イスラエルは国民に対して同様の警告を発していない。だが、軍のラジオはイスラエル軍が警戒態勢に入ったと伝えている。
イスラエルでは6日、ソレイマニ司令官殺害後初めて、安全保障閣議が開催された。
イスラエルのメディアによると、同国の情報当局者からはイランがイスラエルを即座に攻撃する可能性は低いとの見方が出ている。


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