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世界各地とオープンにつながり、創造性とイノベーションを促進。グローバル企業の確かなルーツとなる「武田グローバル本社」

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2018年9月28日(金)16時00分
文=笠木恵司 写真=鈴木勝

1人でもチームでも、いつでもどこでもつながることができるオフィス空間

「その上で、ウェバーCEOがいつも言っていることですが、コネクティビティ、つまり従業員同士のつながり、お客様とのつながりなど、ネットワークを大切にしたいという思いも強くありました。そこで、たとえば自分の机はちゃんとあるのですが、そのほかに誰でも自由に使えるコミュニケーションスペースをオフィスフロアに配置しました。これは外の景色を眺められる窓際に設定。ですから、必ずしも自分の席で仕事をしなくてはならないということはありません。ちょっとした打ち合わせなら、そうしたコミュニケーションスペースに移動すれば気分も変えられるはず。机に縛られることなく、会議室にこもって唸ることもない。そんな自由でオープンな仕事の仕方がこれから生まれてくると思いますよ」

固定席を採用する部門、定期的に席替えをする部門、フリーアドレスを導入し、席数は人員の7割程度しか置いていない部門など、実際的なオフィスの運用は各部門に任されている。「会議がほとんどなので、もともと自分の席にいるのは1日のうち多くても1時間。コミュニケーションスペースが豊富なこのビルでは、もっと少なくなりました」と福富氏。その副次的な効果として、無駄なモノをデスクの中などにためることがなくなり、ペーパーレス化も促進されると期待する。

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従業員同士のコミュニケーションを重視したオフィスフロア。窓側には、1人でもグループでも自由に使えるスペースやリフレッシュできるソファーなどを配置。

多種多様な共用スペースやラウンジが設けられているので、階を隔てた従業員同士でも偶然に出会えるほか、そうした交流の中心となっているのが、カフェテリア「LIFE CAFÉ」だ。

「私たちプロジェクトチームが最も時間をかけて工夫したのがカフェテリアです。これまで食堂は昼間の3時間程度しか開いておらず、それ以外は入室も不可。せっかくみんなが集う場なのですから、これではもったいない。それで朝7時半から夕方5時まで開放。モーニング、ランチ、スナック、カフェメニューが用意されています。もちろん飲食しなくても構いません。本社の従業員も多国籍になってきたので、外国人でも抵抗のない食事内容にしています。メニューはもちろん日英併記です」

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20階にあるカフェテリア「LIFE CAFÉ」。朝7時半からオープンしており、メインとなるランチタイムにはセットメニューやサラダバーなどを提供。

この「LIFE CAFÉ」も含めて、1人でも、チームでも、いつでもどこでも必要な人と必要な時につながることができる、まったく新しい発想のオフィス空間なのである。

「1人で仕事をしたい時もあるだろうし、少人数のミーティングで知恵を借りたい時もありますよね。喫茶店でお茶を飲みながらやったほうがはかどる仕事もあるでしょう。そうした多彩なメリハリのあるオフィスを目指しました。単なる引っ越しではないと前述しましたが、これは働き方改革のひとつだと意識しています。また、武田では在宅勤務を『テレワーク』に発展。在宅勤務は家にいることが前提ですが、テレワークは、セキュリティさえ守ることができれば、どこで仕事してもいいのです。制度を悪用する怖れがあるとの声もありますが、このテレワークを有効に活用して、より効率的に高い成果を上げることを期待しています。地下にはフィットネスジムが入居しているので、就業時間中に汗を流すこともあるかもしれません。フルフレックス制なのでそうしたこともできるのです」

従業員の家族を招待する「ファミリーデー」も実施

これまでのオフィスがお仕着せとすれば、武田グローバル本社は従業員が自ら主体的に使いこなすことで、働き方を自在に変えていけるオフィスと言えるのではないだろうか。これは個人だけでなく、会社との関係性にも及んでくる。その新しい先駆けが、7月26日に開催された「ファミリーデー」だ。従業員の家族を真新しいビルに招き、様々なイベントが行われた。社内を巡るスタンプラリーや、子ども向けの科学実験を行う「サイエンスショー」に、サンドアートや缶バッジづくりなどの「ワークショップ」といった興味深い企画だけでなく、クリストフ・ウェバー代表取締役 社長 CEOと談話して記念写真も撮撮影する「ミート・ザ・CEO」も実施。参加した約500人の家族は「社長に会える!」と大好評だったという。LIFE CAFÉでも当日限定のスペシャルメニューを無料で用意して歓迎した。

「子どもが家族の仕事場を見て誇りに感じたり、安心してくれたら嬉しいですね。働き方改革は意欲を刺激するオフィスから始まり、イノベーションもそこから生まれてきます。活発な意見交換で新しい発想が限りなく湧き出るオフィスに育って欲しいですね」




fukutomi_profile.jpg福富康浩(ふくとみ・やすひろ)
1987年京都大学経済学部卒業。同年武田薬品工業に入社。2003年ドイツの武田ファルマGmbH(現・武田GmbH)副社長、2009年英国武田代表取締役社長などを経て、2015年に日本本社の社長室長に就任。17年から経営企画部長を兼任するとともに、武田コンシューマーヘルスケア(TCHC)取締役会長に就任。

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