最新記事

アメリカ政治

トランプ政権、プリーバス首席補佐官更迭 後任ケリー氏に混乱収拾期待

2017年7月31日(月)12時52分

7月28日、トランプ米大統領は、プリーバス大統領首席補佐官を更迭し、後任にケリー国土安全保障長官を指名した。21日にはスパイサー報道官が辞任したばかりでホワイトハウス内では混乱が続いている。写真は右がケリー氏、左が同大統領。コネティカット州で5月に撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)

トランプ米大統領は28日、プリーバス大統領首席補佐官を更迭し、後任にケリー国土安全保障長官を指名した。21日にはスパイサー報道官が辞任したばかりでホワイトハウス内では混乱が続いている。共和党内からは後任のケリー氏に対する期待が高まっている。

ケリー氏は31日に大統領首席補佐官に就任する。

共和党のスーザン・コリンズ上院議員はNBCのテレビ番組で、ケリー氏が後任に就くことで、政権内に一定の秩序と規律が生まれると評価した。

マルバニー行政管理予算局(OMB)局長は「大統領はこれまでと違う方向を目指している。今までよりも規律があり、より組織化された体制を望んでいる」との見方を示した。

コンウェイ大統領上級顧問はフォックスニュースの番組で「大統領やケリー氏が指示することは全て従う」と述べ、ケリー氏に協力する考えを示した。

また、マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事もテレビ番組で、ケリー氏は大統領執務室の門番としての力が与えられる、と期待を示した。

[ワシントン 30日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

IEA、今年の石油供給予想を上方修正 OPECプラ

ビジネス

アングル:米国で法整備進むステーブルコイン、導入の

ビジネス

アングル:トランプ氏批判の雇用統計、利下げ根拠にな

ビジネス

中国、サービス消費に成長可能性 資金調達コスト軽減
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が教える「長女症候群」からの抜け出し方
  • 3
    【クイズ】アメリカで最も「盗まれた車種」が判明...気になる1位は?
  • 4
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 5
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 6
    【徹底解説】エプスタイン事件とは何なのか?...トラ…
  • 7
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 8
    トランプ「首都に州兵を投入する!」...ワシントンD.…
  • 9
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 10
    「古い火力発電所をデータセンターに転換」構想がWin…
  • 1
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 2
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの母子に遭遇したハイカーが見せた「完璧な対応」映像にネット騒然
  • 3
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大ベビー」の姿にSNS震撼「ほぼ幼児では?」
  • 4
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 5
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医…
  • 6
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 7
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 8
    イラッとすることを言われたとき、「本当に頭のいい…
  • 9
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 10
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
  • 10
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中