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セクハラ疑惑のUberカラニックCEO休職 強引な経営が曲がり角

2017年6月14日(水)09時45分

6月13日、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズのトラビス・カラニック最高経営責任者(写真)は、社員に対して休職すると伝えた。中国天津市で2016年6月撮影(2017年 ロイター/Shu Zhang)

米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズのトラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)は13日、社員に対して休職すると伝えた。ロイターがカラニック氏の電子メールを確認した。

カラニック氏の説明では、休職は最近の事故で母親を亡くした悲しみをいやすためと、経営者として自己研さんを積むためで、期間は明らかにしていない。

カラニック氏はウーバーを世界屈指の新興企業に成長させた立役者だが、同社はこのところ規制逃れ疑惑やセクハラなどの問題を抱えており、強引な経営手法が見直しを迫られている面もある。

ウーバーは女性社員がセクハラ被害に遭ったと告発したことを受けて、ホルダー元司法長官の法律事務所に幅広い調査を委託。13日には法律事務所が企業風土改革に向けた多くの提言を盛り込んだ報告書を公表した。

[サンフランシスコ 13日 ロイター]


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Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

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