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トルコ国民投票、大統領権限強化賛成が51.5% 都市部は反対多数

2017年4月17日(月)08時12分

欧州議会で最大会派を率いるマンフレート・ウェーバー議員はツイッターで「結果がどうあれ、エルドアン大統領は自分の国民投票により自分の国を分裂させようとしている」と投稿した。

エルドアン大統領は投票後、死刑制度の復活を改めて示唆しており、これが実現すればEU加盟交渉はほぼ間違いなく頓挫する見通しだ。同氏は「この問題を早急に、(民族主義者行動党党首の)バフチェリ党首と話し合う予定だ」と述べ、国民投票にかけるとした。

トルコは昨年、非正規ルートで欧州に流入した移民や難民をいったんトルコに全員送還することでEUと合意したが、双方の関係が悪化した場合に悪影響が出ることも考えられる。

[アンカラ/イスタンブール 16日 ロイター]


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