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ミャンマー北東部で武装勢力襲撃 国境越え中国に数千人が避難

2017年3月8日(水)20時00分

3月8日、ミャンマー北東部シャン州コーカン地区ラウカイで6日、中国系少数民族の武装勢力による襲撃があり、約30人が死亡した。写真は避難の準備をする人々、ラウカイで6日撮影(2017年 ロイター)

ミャンマー北東部シャン州コーカン地区ラウカイで6日、中国系少数民族の武装勢力による襲撃があり、約30人が死亡した。これを受け、国軍との戦闘になり、数千人が国境を越えて中国に避難した。中国側の当局者が明らかにした。

ラウカイは、ミャンマーの商業中心都市ヤンゴンの北東800キロにある町。国境をはさんで隣接するナンサンのホテル従業員らは、多くの人が押し寄せ交通が大混乱するなど、混沌とした町の様子を語った。

ホテルのオーナーのヤンさんは、こうした状況は、ミャンマー国軍と中国系の少数民族武装組織ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)との戦闘により数万人が逃れてきた2015年の時のようだと語った。6日に襲撃したのも、同じMNDAA。

国境のミャンマー側では、約300人がラウカイ近郊にあるキャンプへの移送を待っていると、ミャンマー赤十字の当局者が語った。7日には、約200人が移送されたという。

中国は7日、双方に即時停戦を呼び掛けた。

[ヤンゴン 8日 ロイター]


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