最新記事

中国経済

中国主要都市で相次ぐ住宅販売規制強化、冷え込む不動産市場

2016年10月13日(木)10時59分

10月11日、中国で、主要都市の住宅販売規制が相次いでいる。買い手や不動産開発会社の間で警戒感が高まり、物件の値下がりや販売不振が起きている。河南省鄭州で9月撮影(2016年 ロイター/Yawen Chen)

 中国で、主要都市の住宅販売規制が相次いでいる。買い手や不動産開発会社の間で警戒感が高まり、物件の値下がりや販売不振が起きている。

 国慶節の連休だった前週、20以上の主要都市が住宅市場の過熱を冷やすために頭金比率引き上げなどの販売規制を導入した。センタライン(深セン)のジェネラルマネジャー、アラン・チェン氏は「新たな規制はかなり厳しい。景況感に打撃を与え、物件が値下がりするとの懸念から様子見ムードが広がっている」と述べた。

 不動産調査会社CREISがまとめた主要10都市を対象にした調査によると、北京と無錫では先週中に新たな開発案件の立ち上げがなかった。着工済みの計画でみると、販売は前週比でそれぞれ86%、72%落ち込んだ。

 上海、杭州、武漢などの都市では新規の開発計画がみられたが、売出し中の箇所は50%以上減少し、販売は35─60%減少した。唯一の例外は青島で、販売が前週比で23%増えた。

 深センで進んでいた開発プロジェクトは9日、今回の規制強化後初めてとなる物件の販売を開始。合富輝煌房地産のデータによると、548戸が売り出され、62%が販売された。

 しかし合富輝煌房地産の市場調査部長のアンディー・リン氏によると、販売価格が20%程度下がっていることを考えると62%という販売比率は非常に低いという。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

トランプ派、マドゥロ氏拘束を称賛 介入長期化なら支

ワールド

ベネズエラ接収資産の補償は投資が条件、米政府が石油

ワールド

イエメン暫定政府、分離派がアデン封鎖と非難 対話機

ワールド

リチウム、蓄電ブームで今年は需要拡大か 供給不足に
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...強さを解放する鍵は「緊張」にあった
  • 2
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 3
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 4
    2026年の節目に問う 「めぐみの母がうらやましい」── …
  • 5
    野菜売り場は「必ず入り口付近」のスーパーマーケッ…
  • 6
    ベネズエラ攻撃、独裁者拘束、同国を「運営」表明...…
  • 7
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 8
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 9
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 10
    「対テロ」を掲げて「政権転覆」へ?――トランプ介入…
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 6
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 7
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 8
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 9
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 10
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中