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ハンズフリー通話も危険運転になる

2016年6月29日(水)17時30分
エリザベス・バールマン

 だがホールは、さらに踏み込んで運転中の通話そのものを禁止すべきだと考える。「規制の意図を正しく伝え、運転中は携帯電話のいかなる使用も危険だということを明確にするため、法改正を行うべきだ」と、ホールは英BBCに語っている。

 交通事故の抑止を目指して活動する民間団体「ブレーキ」のルーシー・エイモス研究顧問も、法改正が必要だと語る。

【参考記事】絵文字フィーバー日本から世界へ

「不注意運転は衝突事故の主な原因となっている。ドライバーが道路や、路上にあるかもしれない障害物に十分な注意を払えず、死亡事故を招く可能性もある」とエイモスは言う。「既存の法律を適用拡大して車内でのすべての携帯電話使用を規制することが重要だ。そう示唆するデータは、今回の研究以前にもたくさんある」

 すぐに法律が変わらないなら、当面はハンズフリー通話も事故のもとだと、ドライバー自身が自覚することが必要だろう。

[2016年6月28日号掲載]

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