最新記事

2016米大統領選

トランプ、前日の富裕層増税発言を修正「減税幅が縮小する可能性」

大胆発言で人びとを引きつけた不動産王はどこに消えた?

2016年5月10日(火)09時21分

5月9日、米大統領選挙で共和党の候補指名獲得を確実にした実業家のドナルド・トランプ氏(写真)は、富裕層に対する増税を主張した前日の発言を修正した。ワシントン州スポーケンで7日撮影(2016年 ロイター/Jake Parrish)

 米大統領選挙で共和党の候補指名獲得を確実にした実業家のドナルド・トランプ氏は9日、富裕層に対する増税を主張した前日の発言を修正した。同氏は、発言の真意について、富裕層の減税が自身の当初提案よりも小幅なものにとどまる可能性があるということだと説明した。

 トランプ氏は前日、大統領に当選した場合には、議会との交渉の過程で富裕層の税率が引き上げられるだろうと述べた。すべての所得層の減税を主張する共和党の基本路線に反する発言として注目されていた。

 ところがトランプ氏は9日になると、富裕層の税率を現行水準から引き上げるという話ではなく、自身の税制改革案を調整する可能性があるという意味だと釈明。同氏はCNNで「私が言っているのは、富裕層の税率が私の(従来の)税制改正案よりも高くなるかもしれないということ。それでも、富裕層が払う税金は今より少なくなる」と述べた。

 昨年9月に公表した税制改正案には、法人や個人の幅広い減税が盛り込まれ、最高税率を39.6%から25%に引き下げる内容だった。

 トランプ氏はフォックス・ビジネス・ネットワークの番組でも「増税を主張してはいない。私が話しているのは減税だ」と強調。提案は議会との交渉で常に変化するものだが、減税にコミットすると述べた。

[ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:ベトナム、新興国格上げ目前に海外資金流出

ワールド

アングル:メキシコ「麻薬王」拘束作戦の立役者、家族

ワールド

イラン戦争は2週目に、トランプ氏「無条件降伏」求め

ビジネス

アングル:欧州で若者向け住宅購入の新ビジネス、価格
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗雲...専門家「イランの反撃はこれから」「報道と実態にズレ」
  • 2
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 3
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示さない
  • 4
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 5
    【WBC】侍ジャパン、大谷翔平人気が引き起こした球場…
  • 6
    女性の顔にできた「ニキビ」が実は......医師が「皮…
  • 7
    大江千里が語るコロナ後のニューヨーク、生と死がリ…
  • 8
    「みんな一斉に手を挙げて...」中国の航空会社のフラ…
  • 9
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 10
    ダイヤモンドのような「ふくらはぎ」を鍛える最短ル…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 6
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 7
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 8
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 9
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中