最新記事

中台関係

中国、台湾の新法検討に懸念を表明「両岸協議の根幹損なう」

台湾・民進党が台湾海峡に関する監督法案を提出する動きへ牽制か

2016年3月30日(水)19時18分

3月30日、中国は台湾に対し、両岸関係に関する新たな法案が台湾の立法院で可決された場合、協議の根幹が深刻に損なわれる可能性があるとし、関係強化の妨げになる要因には反対との姿勢を示した。写真は台北市で2011年10月撮影(2016年 ロイター/Pichi Chuang)

 中国は30日台湾に対し、両岸関係に関する新たな法案が台湾の立法院で可決された場合、協議の根幹が深刻に損なわれる可能性があるとし、関係強化の妨げになる要因には反対との姿勢を示した。

 民進党は、中国との貿易協定である「両岸サービス貿易協定」で合意する前に、台湾海峡に関する監督法案を可決するよう立法院に提案している。

 中国の台湾問題当局広報担当者は、両岸協議の根底が損なわれてはならないとし「対中協議の根幹を損なう事象、または適切な進展に干渉するような事象が発生すれば、われわれは断固反対していく」と述べた。

  

[北京 30日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

トランプ氏、対中関税の「大幅引き上げ」警告 習氏と

ワールド

プーチン氏、核軍縮合意巡り米けん制 延長にも前向き

ワールド

ユニセフ、ガザへの支援物資流入拡大要請 ガザ停戦合

ワールド

米CPI、24日に発表 政府閉鎖で15日から延期
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国EVと未来戦争
特集:中国EVと未来戦争
2025年10月14日号(10/ 7発売)

バッテリーやセンサーなど電気自動車の技術で今や世界をリードする中国が、戦争でもアメリカに勝つ日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 2
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル賞の部門はどれ?
  • 3
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 4
    あなたは何型に当てはまる?「5つの睡眠タイプ」で記…
  • 5
    史上最大級の航空ミステリー、太平洋上で消息を絶っ…
  • 6
    いよいよ現実のものになった、AIが人間の雇用を奪う…
  • 7
    森でクマに襲われた60歳男性が死亡...現場映像に戦慄…
  • 8
    底知れぬエジプトの「可能性」を日本が引き出す理由─…
  • 9
    2026年W杯で、サッカーファンの怒り爆発...「ファン…
  • 10
    米、ガザ戦争などの財政負担が300億ドルを突破──突出…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 3
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな飼い主との「イケイケなダンス」姿に涙と感動の声
  • 4
    赤ちゃんの「耳」に不思議な特徴...写真をSNS投稿す…
  • 5
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 6
    祖母の遺産は「2000体のアレ」だった...強迫的なコレ…
  • 7
    ロシア「影の船団」が動く──拿捕されたタンカーが示…
  • 8
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    更年期を快適に──筋トレで得られる心と体の4大効果
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 5
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 9
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中