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王毅外相「英国に続き西側諸国が中国と関係改善を望むだろう」

チャイナマネーに世界がひれ伏すと言わんばかりの強気発言

2015年12月22日(火)20時27分

12月22日、中国の王毅外相は、英国に続き西側諸国が中国との関係改善に乗り出すとの見通しを示した。ニューヨークで18日撮影(2015年 ロイター/Eduardo Munoz)

 中国の王毅外相は、英国に続き西側諸国が中国との関係改善に乗り出すとの見通しを示した。

 英国は今年、中国が主導する国際金融機関「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)に参加するなど、中国との金融・外交関係の強化に動いており、10月には習近平国家主席が英国を公式訪問。両国は現在の状態を「黄金時代」と表現した。

 中国外務省の声明によると、王毅外相はキプロスへの途上、メディアに対し、「中英関係は今年、(中国外交にとって)輝点(ブライトスポット)となった。こうした現実の重要な展開は、今後の中国と西側諸国との関係の展望を予感させると思う」と述べた。

 さらに、中国はより国際社会に受け入れられつつあると指摘。「中国の国際的な地位と影響力は顕著な変化を見せた」と述べた。

  

[北京 22日 ロイター]


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