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クリスマスの買い物にキレて自殺した中国人

ショッピングシーズンたけなわの中国で大量消費文化が招いた悲しい結末

2013年12月10日(火)16時28分
サラ・ウルフ

悲劇 楽しいはずのクリスマスショッピングが一転……  Jason Lee-Reuters

 中国の江蘇省で、彼女の買い物を止めなかったからという理由で、恋人がビルの7階から飛び降り自殺をするという事件が起こった。

 ニュースサイトのゴーカーによれば、中国・江蘇省のショッピングモール「金鷹国際購物中心」で彼女と買い物をしていたタオ・シャオ(38)は、彼女からもう1軒、買い物に立ち寄りたいと告げられた。

 2人はその時点で、すでに5時間も買い物を続けており、警察によれば、タオはついに我慢の限界に達した。

「一生かけても履ききれないほど靴を買ったし、もうそれ以上買う意味はないと、彼は彼女に言った」と、ある目撃者は証言している。「彼女は彼に対して、ケチ、クリスマスを台無しにする気か、と大声でなじった。かなり激しい言い合いだった」

 2人の喧嘩は、タオが買い物袋を投げ捨てて、自らもバルコニーを越えて飛び降りたことで終わった。彼はフロアに叩き付けられる前に、クリスマス用のデコレーションを突き破った、と地元メディアは伝えている。

 タオは現場で死亡が確認された。他に負傷者はいなかった。

 彼女の反応は伝えられていない。もちろんもう1軒、買い物にいったのかどうかも報じられてはいない。

From GlobalPost.com特約

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